2013年05月24日

『百年の時計』明日から公開です!!

明日からいよいよ『百年の時計』が全国公開されます。

劇場や上映時間については、下記公式サイトをご参照ください。

http://100watch.net/

金子監督から企画のお話を頂いたのが2011年の夏でした。ちょうど馬場先生を看取った直後でした。そんな状態の気持ちのあれこれが、多少は脚本に反映されているかもしれません。

とにかくこの映画には思い入れがありすぎて、公開前夜、何を書こうかと思ったのですが、去年の10月に香川県で先行ロードショーされた時の日記を読み返すと、言いたいことのすべてが書かれていました。なので、その文章を再掲することにします。

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振り返れば一年前。あの金子修介監督とお仕事をさせて頂く、という事態の大きさに武者震いしながら……そして琴平電気鉄道開業百周年映画という重責に打ち震えながら……「アート」という主題の巨大さに押し潰されそうになりながら……膨大な資料の山と格闘しながら……とにかく無我夢中、思いっきり直球を投げ込む気持ちで、全力で書かせて頂きました。

自分は脚本家なので、残念ながら撮影現場のことはわかりません。それでも、脚本を完成させる上で必要なシナリオハンティング(現地取材)という工程で、香川の地元の方々には大変お世話になりました。まず何より、取材に際し全面協力体制を敷いて下さった琴平電気鉄道の職員の方々。それから、作品に大いなるインスピレーションとヒント、資料等を惜しみなく与えて下さった高松市美術館の方々。その他、もうここには書き切れないくらい、大勢の方々のお力添えにより、充実したシナリオハンティングが可能となりました。

金子監督をはじめとするスタッフたちと共に、現地各所を案内して頂き、うまいうどんを喰い、たくさんの方々から話を伺い、再びうまいうどんを喰い、そして「ことでん」各路線に何時間も揺られて――。そこで監督や自分が受け取ったものによって、それまで骨組でしかなかったシナリオに、魂と生命力が吹き込まれたと考えています。

電車に揺られるだけという、ごく日常的な時間や空間に、実は驚くほど豊かなドラマが詰まっている――ことでんに乗って黙想することで、そんなことに気づかされました。その気づきは、存分にシナリオに注ぎ込むことができたのではないかと思っています。

先日、完成作品を一足先に見ることができました。もちろん、脚本家ですから客観視はできません。けれど、率直に言います。

めちゃくちゃ感動しました。

主演を務められた木南晴夏さん、ミッキー・カーチスさん、それから、井上順さん、中村ゆりさん、水野久美さん、岩田さゆりさん、木内晶さん、鈴木祐樹さん、近江陽一郎さん、小林トシ江さん、宍戸開さん、桜木健一さん、蛍雪次朗さん、木下ほうかさん、青山草太さん、仁科貴さん、池内ひろ美さん、野口雅弘さん……他、たくさんの俳優陣の素晴らしい演技にひたすら胸を打たれ続け、最後の30分程、ずっと泣いていました。自分の関わった映画でこんな経験をすることは、めったにありません。いや、自分が関わっていなくとも、こんな映画はめったにないのではないかと思います。

今回、準備やシナリオハンティングに際して協力して下さった地元の方々、それからサポーターズクラブの方々、作品上映のためにずっと尽力して下さっている方々に、脚本家として、深く、深く、深く御礼申し上げます。これからご覧になる方々がこの映画をお気に召して下されば、これほど嬉しいことはありません。

僕はこの映画が大好きです。

『百年の時計』を、何卒、宜しくお願い致します!

http://100watch.net/
『百年の時計』公式サイト
posted by minato at 21:46| 東京 ☀| Comment(0) | 告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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