2015年06月19日

『遺言』(木部公亮監督)/『ニート・オブ・ザ・デッド』(南木顕生監督)

『遺言』(木部公亮監督)と『ニート・オブ・ザ・デッド』(南木顕生監督)の二本立て。ゾンビものの良さが全然わからないのだが、南木さんをおくらなきゃなぁ、なんて想いで向かったら、ことのほか面白い目に遭った感じだった。
『遺言』は映像が濃密かつパワフルで、クセの強い短篇だった。ロケーションも変にスケール感があって見ごたえあるし、タイトルの由来が最後にわかる展開もいい。終末感ってこのくらいの腕力で描かないと説得力も面白味ないよなぁと唸った。かなり大きなチカラをもつ監督なんじゃないかと思う。
『ニート・オブ・ザ・デッド』は、以前シナリオ会館での追悼上映でも見ていたけれど、やっぱりユーロのスクリーンで見ると別物だった。南木さん自身、「これは『人形の家』なんだ」と仰っていたとかで、脚本は古典的かつ堅実なプロフェッショナルの仕事。いまどきの「あるある」風に引き算でシーンを構成するタイプではなく、いわば教科書的で、そこは好き嫌いがわかれるところかもしれない。でもね、最低限こういった段階を踏んで話を進めないと「プロ」とは呼ばないんだよ!
……という南木さんの声が聞こえてきそうだった。
上映後のトークで、ゲストの佐藤佐吉さんが「南木さんと10年ぶりに再会した場に港さんがいて」みたいな話をされてて、うおぅ?となってたら、ああああれだ、2010年に阿佐ヶ谷ロフトで行われた映画一揆さんのイベントだった。そうそう、あの時南木さんが観覧に来てて、休憩時間になぜか二人して『殺し屋1』の脚本は凄い!という話で盛り上がったんだった。あの映画のことは色々な人が色々に語るけど、あの構造を「発明」した脚本が凄いんだって話しが通じた人って、よく考えたら南木さんが初めてだった。そこへ佐吉さんがいらしたのでお声掛けしたら、お二人が旧交を温めてらしたんだった。トークを聞かなければなかなか思い出せないことだったように思う。
あの時のイベントで知り合った方も多かったし、あれが縁で仕事になって、そんで大喧嘩して別れる羽目になった方もいたな……(遠い目 
そんなこんなで『遺言』『ニート・オブ・ザ・デッド』、26日(金)まで渋谷ユーロでレイトショーです。ぜひ。
https://www.facebook.com/neetyuigon
posted by minato at 00:40| 東京 ☁| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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