ジャズのCDを売り払うべく、非情な選別を開始した。これにはいつも頭を悩まされる。中古屋で望みのCDを見つけるために、水道橋から神田、新宿から高田馬場を足を棒にしてうろつきまわった労力や、見つけたときの喜びや、音に触れていた妙なる時間が、たかだか100円前後の味気ない生活費にとって代わる。その都度自分の一部が失われてしまったような、というと大げさだが、それなりの痛みを感じてきた。
希少価値のあるアルバムなど持っていないから、手元に残すのは今後も長く聴き続けるアルバムということになる。すると超名盤ばかりがラックに残り、歴史的位置づけは知らぬが、自分としては「超」をつけるほどの名盤とは思えなかったアルバムが姿を消すことになる。まるでナチスの優生思想だ。優等生に埋め尽くされた美しい純世界がラックに実現しつつある。たとえどんなに聞き飽きていたとしても、マイルスやモンクやブラウニーは残る。「これだよな」という独白を誘うのは、いつもマスターピースばかりだ。もっとも、なぜかB級扱いされるジャッキー・マクリーンやハンク・モブレーやジョニー・グリフィンといったハードバップを代表する連中の音は、自分にとって非常に聞き心地が良いので、彼らのアルバムは永遠にラックから消えることはない。
とりあえずケニー・バレルとジミー・レイニーの『TWO GUITARS』(ちゃんと聞き込んでいない)、クリフォード・ジョーダンの『SPELLBOUND』(味が薄い)、フレディ・ハバードの『OPEN SESAME』(フレディの魅力がいまだにわからない)、ソニー・ロリンズ『FREEDOM SUITE』(凄いんだろうけどさ…)が明日売り飛ばされることに決まった。明日のタバコ代くらいにはなるかな。
話は変わりまくって、東芝のCMにサーモンさんが…。
http://video.ask.jp/watch.do?v=472a2515-1c41-42b1-9ec7-2d3153dfaabb
【日記の最新記事】


