2009年09月25日

『ダウト――疑いをめぐる寓話』(ジョン・パトリック・シャンリィ著)

はやりのツイッター始めてみた。

https://twitter.com/minatotakehiko

『ツイン・ピークス』のデイル・クーパー捜査官が、自分の呟きをいつもカセットレコーダーに吹き込んでいたような感じだなと。限りなく自我の牢獄に閉ざされた気分。その時その時に得た情報や、情緒を、誰にともなく垂れ流し続ける……こうした「雲散霧消型」の発言形態の方が自分には合ってる。でもすぐに飽きそうだ。

世界はヴェンダース『夢の涯てまでも』を模倣する。


『ダウト――疑いをめぐる寓話』(ジョン・パトリック・シャンリィ著)

原作に先駆けて映画を見てしまったが、失敗したなぁ。戯曲は非常にシンプルなのだ。小児性愛の疑惑をかけられた神父と、彼を追及する厳格なシスターの対立、という構造は同じなんだけど、映画版ではシスターの側に怪しげな「疑惑」を設定してあり、客は神父への疑いと同時に、シスターへの疑いを抱かされてしまう。そうした巧妙な仕掛けはここにはない。だから簡潔だし、それゆえ奥深いと言えるかも知れない。そんなわけで、拍子抜けしたというのが正直なところだけど、映画と舞台の違いを考え抜いたシャンリィの聡明さがなしえた業とも言える。なんせ、戯曲も面白いよ。これから何度も読み返そう。

やっぱり神が劇の背後に立ちはだかる作品はおもしれぇな! 賛同してくれる人少ないけどな! 何がポストモダンじゃ、モダン焼き。
posted by minato at 23:34| 東京 ☀| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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