2010年02月03日

携帯つながりません

えー、ちょっとの間、携帯つながりません。
ご用のある方は、PCメールまでお願いいたしますー。
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2010年01月21日

『ハングオーバー』劇場公開決定!

『ハングオーバー』劇場公開決定!

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100120-00000002-pia-movi

いや……正直、これは驚いた。

最初にわたなべさんから劇場公開運動の話を聞いた時、俺が何と言ったか、ここに正確に書いておかねばなるまい。

「やめたほうがいいんじゃないですか。勝算のない勝負をするのは愚かですよ」

いや、弁明させてほしい。そん時の状況を聞く限り、(ああ、これは絶対無理だな)という感じではあったのだ。『ホットファズ』は奇跡的にうまくいったかもしれないけど、今回は何というか、条件的、状況的に無理。で、わたなべさんも俺の認識を誤りだとは指摘しなかったはずだ。

……ねえ。結果がこれですよ。自分の読みの甘さと諦めの速さに失望しています。


http://hangoverjp.web.fc2.com/index.htm
(ハングオーバー劇場公開を絶対に求める会)


ゴールデングローブ賞の受賞がひとつの大きな契機になったことは間違いないと思う。でも、それだけで劇場公開されたかなあ。されなかったんじゃないか。

GG賞受賞が「運」だとするならば、署名運動その他の劇場公開へ至る活動が、その「運」をガッツリつかみ寄せて、ようやくこうした結果を生む。動いていたから結果が出る。そういうことや。気楽な場所で、シニカルぶって生きて行こうだなんて甘いんだよな。自戒を込めて。

それに加えて、劇場公開が決定したため、DVD、BDの発売も延期になったそうだ。わたなべさんや署名した方々以外に、企業や企業に属する多くの人間が、この映画を劇場公開させるために、それぞれリスクをしょって、決断を下したということだと思う。拍手。

http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20100120_343515.html
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2010年01月11日

吹きこぼれるように物を書きたい

12月の「ヘクトパスカル」上映前後から、ノンストップで働いている。シナリオ書いたり内職したり打ち合わせと称した飲み会行ったりただの飲み会行ったり……。じっくり落ち着いて物事を考える余裕がない。ついでに言えばお金もない。どこかで冷静になって色々なことを吟味しなくちゃならない時期なんだけど、生活に追われてしまっている。

しかしこれは自分が望んでいた、いや、切望していた状態なのだ。人として生まれてきた以上、「自分になる」ってことが至上命題。最近とみにそう思う。自分の場合は、作品作りにおいてそれが達成できるのが何よりも望ましい。それが出来ているのかどうか、まだわからない。でも一語一句に責任の取れる仕事をしたいなと、そう考えているし、そうなれるよう努力している。

中上健次がむかし「吹きこぼれるように物を書きたい」と、何かのあとがきで書いていた。その文章を書いた時、中上健次は今の俺より若かったはずだ。二十歳くらいの時、その文章を目にして、なんて羨ましいんだろうと思った。そうなりたいと願った。でもあの当時の自分は、作品にエンドマークをどうしてもつけられなかった。原因は、技術上の未熟さだけではなかったろうと思う。確信を持って何かを言えなかったのだ。確信のないことを言うべきではないと思い詰めていたのだ。今は、いくつかのことについてきちんと語れる気がしている。断言とは言わないまでも、「こうではなかろうか」と、つつましい提示くらいはできそうな気がしている。もっとも、それは人生が続く限り常に更新されるべき性格のものだが。

吹きこぼれるように物を書く、というのは、仕事として成立していれば実現できるのかもしれない。悲しいかな、自分はまだ全然成立していない。成立させたいと思う。しなくちゃいかんと思う。また中上健次の話になるけど、「化粧」や「熊野集」なんかの連作短編集を書いていた頃、彼は「文学をつかんだ」と言い放っていた。もうおれはなんだって書けるぞと言う、物凄い傲岸不遜な言い回し。だけど確かにあの頃の作品を読むと、表現の根っこをつかんだ者だけが体現しうる、異常なグルーヴ感があるのだ。

それが実際にはどんな境地なのか、自分は一生知ることはないだろう。けれど、せめて今より一歩くらい近づきたい。いや二歩、三歩くらいは。まったくもって遅きに失しているが、これが新年の目標です。

成人になったみなさん、吹きこぼれるように在りましょう。まあ、二十歳前後の頃のことなんて、おいら思い出したくもないけどね!
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2010年01月06日

りんご・りんご・りんご

元旦はシナリオの初稿を仕上げておりまして、その後、昨日までみっちり内職に取り組んでおりまして。

ようやく昨夜から、遅ればせながらの寝正月を過ごしたわけでございます。

青森から新鮮なりんごが届きました。

Tさん、ありがとう!! 
めちゃくちゃうまかです。
毎朝、青森の方を拝みながらたいせつに頂きたいと思います。
おかげさまで、すばらしい年明けの気分を謳歌できました。

明日から打ち合わせや締切やらの日々に戻っていきます。

初詣のおみくじ、大吉だったぜ。
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2010年01月01日

あけましておめでとうございます!

本年もよろしくお願いいたします!

今年はきっとすばらしい一年にしてみせます。

「あいつは意外にダメなやつじゃなかった!」

と思われたいです。頑張ります。

みなさまにとっても、今年がすばらしい一年でありますように。


港岳彦
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2009年12月30日

良いお年を!

発売中の「月刊シナリオ」最新号、巻末の作家協会ニュースで、忘年会レポ書いています。よろしかったら読んであげてください。

2009年はひたすらシナリオを書いて、映画作りの現場を見て、勉強させて頂きました。とても充実していた一年。映画が二本も公開されたし、OVも一本書けた。来年公開になる映画もある。時間をかけて書いたのに、流れてしまった企画もあった。まあそれはよくあること。

仕事面での出会いにすばらしいものが多かった。若い大道さんとの出会い、同期生の小沼さんとの仕事、キャメラマンの早坂さんと知り合ったことも大きかった。また、いまおかしんじと亀井亨という、自分がずっとファンでありリスペクトしてきた二人の映画監督と仕事ができたことで、自分のライターとしての夢みたいなものは、ほぼ叶ってしまった。いや、一瞬そう思えた。ところが、それは自分の未熟さを痛感させられる事態であり、「次こそは!」と奮起させられるきっかけにすぎなかった。

ひとつだけ言えるのは、自分は監督に恵まれている、ということだ。監督がライターに恵まれてるかどうかは知らないけどね!

……感謝です。

かけがえのない出会いが他にもたくさんありました。一生付き合っていきたい人たちとのかけがえのない出会いが。何より、こうした出逢いにこそ、人生を生きる価値がある。そんなことを教えて頂きました。

そして映画を見に来て下さった方々、本当にありがとうございました。不義理を重ねて続けている友人・知人のみなさま、誠に申し訳ない。来年こそ、遊びましょう。

2010年に向けて、色々な企画を同時進行で進めています。お正月を返上して映画のシナリオ書いています。まあ、頑張りますよ。俺は無聊をかこつ月日があまりにも長すぎた。この借りはきっちり返させていただきます。同じくらいの月日をかけてね!

来年が、皆さまにとってすばらしい一年であることを心より願っています。おいらが好きな人にも、嫌いな人にも、みんなにひとしく、手にあまるほどの幸が訪れますように。

それでは、良いお年を!
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2009年12月22日

ゼロ年代ベスト

ゼロ年代ベスト。

洋画『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』
邦画『愛の予感』

極私的なチョイスだけど、極私的に映画と向き合わないのならば、映画を見る意味なんて、ない。
posted by minato at 11:09| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月20日

ハングオーバー応援コメント&アブラハム渓谷&男は女によってしか成長しない件

映画『ハングオーバー』の劇場公開を求める会のサイトに、応援コメントを書かせて頂きました。

http://hangoverjp.web.fc2.com/comment.htm

色々考えたけど、結局この一言しか出てこなかった。

すっかり映画館から足が遠のいている俺が、どんな言葉を言ってもむなしい。だから、作り手の立場からの発言です。

『ヘクトパスカル』でいちばん嬉しかったのは、やっぱり、劇場まで見に来てくれたお客さんがいたという事実。映画は映画館で上映されるために作られている、というのがすべて。それがすべてだ。

で。

今日は早朝から『アブラハム渓谷』(マノエル・デ・オリヴェイラ監督)見る。この一週間が狂騒のうちに過ぎて、でも今日から新しい仕事に着手しなきゃいけなくて、なんとか頭をリセットしたかった。ずっしりと手応えのある映画を見て気分を引き締めたかった。見て、思った。こんな映画を作れたら、もう死んでもいい。

夜、鶴見で師匠の忘年会があった。女性陣がめちゃくちゃ元気だった。最近の打ち上げやら忘年会、すべての局面で痛感させられていること。その強さと柔らかさと深さ、その果てなき力の源はなんだろう。自分はどこまでも未熟で世間知らず。それを教えてくれるのは必ず女性である。男は女によってしか成長しない。改めて、その思いをかみしめた。来年のテーマやな。来年というか生涯の。だって今宵、師匠が言ってたもん。

結局、女というのはよくわからない、と。

「たいしたことは書いてないけれど、人生は美しい、それだけは一生懸命書いたつもりよ」『アブラハム渓谷』より
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2009年12月18日

ありがとうございました!

『ヘクトパスカル』、三日間の上映が終了しました。ご来場頂いた皆さま、ありがとうございました。駆け付けてくださった友人知人の方々、本当にありがとう。見終わった後に感想を仰って下さる方が何人もいて、感激しました。

トークでは、穂花さん、亀井さん、いまおかさんと同じ壇上にいるという事態に暫し忘我。わたくしちょっと生意気な発言をしてしまいましたが、真意です。打ち上げでも、二人のフェイバリット監督が飲んで騒いでる場面を見て、しばしば「……」となってしまいました。感無量、というのはこういう光景を前にした際の言葉なんだと初めて知りました。飄々とおいで下さったいまおかさんにも深謝です。

その後、見に来てくれた映画学校同期のみんなも合流し、小沼さんもその場に居合わせてしまい。今年自分が脚本を書いた三本の映画の監督が一堂に会するという、もはやどう形容していいやらわからぬ光景が現出するにいたったのでした。何て言うんだろうな、こういうの。


……穴兄弟?


えー、それはともかく、今回は宣伝にかける時間がなく、お釈迦さん(♀、25)に多くを手伝っていただきました。この方がいなかったら自分は何もできませんでした。この人、強いよ。心から感謝です。

これで仕事納め……と思ったらとんでもなくて。今年は本当の意味でお正月返上になりそうです。嬉しい限り。

ともかく、映画を見てくださった皆さまに、かさねがさね御礼申しあげます!
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2009年12月17日

「ヘクトパスカル」本日最終日!穂花×いまおかしんじ×亀井亨×港岳彦トークやります

16日夜にお越しになられたお客様、ありがとうございました!

わたくしも劇場にいて直接お礼を言いたかったのですが、本当に申し訳ありません! 劇場まであと一歩のところで間に合わず、果たせませんでした。本当にすみませんでした。反省しています。ダメな人間です……。

さてさて、本日いよいよ最終日! 

あまりにも短い期間の上映でしたが、泣いても笑っても今夜が最後。本日のトークは穂花さん×亀井亨監督×いまおかしんじ監督×わたくし港を予定しています。

正直、こんな夜が来るなんてまったく予想していなかった。

去年の秋、「イサク」の打ち合わせをするため、西新宿ジョナサンにチャリを走らせていた。夜だった。それがいまおかさんとの初めての打ち合わせ。物凄く緊張していた。携帯が鳴った。知らない番号だ。ジョナサン近くのビル前にチャリを停めて電話に出た。亀井亨監督だった。

以前、渋谷の映画館(しかも現在「ヘクトパスカル」を上映しているシアターTSUTAYAだ!)で、友人のスガノ君に紹介されて名刺交換をしたことがあったけど、それだけだ。しかも亀井さんは仕事の打診をしてきたのだった。戦慄が走った。これからいまおかさんとの「イサク」に取り掛かろうという、まさにその夜、あの亀井亨監督から仕事を打診される――。

それは嬉しさとかではなく、もう恐怖である。俺、もう死ぬかも、と思った。すべての運を使い果たした気分だった。両者ともそりゃファンではあったけど、あまりにも遠い存在だった。自分なんかが一緒に仕事なんて出来る筈がないと思っていた。だって凄い監督たちだもん。レベルが違いすぎるもん。まあ、実際に仕事をさせて頂いて、レベルの違いは嫌というほど痛感させられるわけだが。そして、自分の未熟さを痛感させられることで、「NEXT!」という意欲が強烈に湧き上がってきているのだけれど。

あれから約一年後、自分にとって偉大な二人の映画監督が一堂に会する夜、そこに自分がいられることが心から嬉しい。しかも穂花さんという映画女優がそこにいらっしゃるなんて、もう幸福という概念の限界を超えている。

至福、です。

目に見えない何かに心から感謝。

これはどこまで行っても自分個人の話なので、見てくださる方には関係のない話しではあるけれど、映画作りにはかくの如きドラマが数え切れないくらい蠢いているのです。

皆さま、今宵こそ、劇場でお待ちしております!
posted by minato at 06:18| 東京 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月07日

大学には行かなかった

映画のチラシを置かせてもらおうと母校に寄ったら、佐藤忠男校長がおられて、ある方の紹介で少しだけお話させて頂いた。

中学生か高校生の時、国語の教科書にこの方の書いたエッセイが掲載されていた。学歴がなくとも働きながら独学に励み、映画を見続けた青年期のことを書いたものだった。俺はその文章にいたく感銘を受け、うん、大学なんか行く必要ないな、と改めて確信を深めたのであった。その意味で、実はめちゃめちゃ俺の人生に影響を与えた方なのだ。

ただまあ、当時からわかっていたことではあるが、俺がどう考えようと、俺の能力ではいかなる大学にも入ることは出来なかったと思う。これについては絶対的な自信がある。まともに授業を聞いたことなんて一度もないし……威張ることじゃない!

でも受験戦争というものからまるっきり離れた世界にいたから、のちに、学歴の事をやたら気にする人々に会って困惑したのは事実だ。やりたい勉強があってその大学入ったんならそれでいいじゃん、と思うけどなぁ。俺は映画をやりたいから映画学校に入ったわけで、そのことをコンプレックスにも誇りにも思わない。いや間違えた、誇りに思う!

明日、映画学校のコラムに出ます。二度目や。
posted by minato at 23:28| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月04日

山頭火ツイッター

山頭火のツイッターが面白すぎる。

http://twitter.com/santouka

ちょうど現在、宮崎県を行乞中……。
呟きとはこういうことだな、と。


他にも百人一首のツイッターとかあって。

http://twitter.com/onehundredpoems

春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣干すてふ 天の香具山 (持統天皇)

が、

お洗濯日和なう!(持統天皇)

になったり。
いちいち笑える。というか、なごむ。
なんだよ、大したこと言ってねえんじゃん!
……というね。


新百合ヶ丘までの行乞準備なう。
posted by minato at 12:51| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月18日

しばらく

更新できないです。最近はすっかりツイッター専門(http://twitter.com/minatotakehiko)。これからしばらく、あっち行ったりこっち行ったり。その他、いろいろ始めます。そのせいでいろいろ壊れるかもしれません。でもやらないよりは、やった方がいい。文句言うやつより文句言われるやつに私はなりたい。

あ、「H」関連の告知はします。仕上げ作業をしているスタジオに日参し、一本の映画が完成する過程を見せて頂きました。はっきり言って出来が良いです。また自画自賛か! と思われそうですが、自分のことではなく、もともと大ファンであり、縁あって一緒に仕事をさせて頂けることになったK監督とそのチームの素晴らしい仕事ぶりを、ぜひ見て頂きたいと思います。しかも、かなり早い段階でご覧頂けると思います。乞うご期待!
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2009年10月11日

東京タワー

「H」はおそらく年内に公開されると思う。ことしはそれで終わり。来年は「結び目」がある。でも今のところ決まっているのはそれだけ。初稿をあげてる「T」が具体的に動くのはもっと先。年初に掲げた、年内に映画を四本書く、という目標は達成できそうにない。でもOV「本当にあったありえない話」があったし、年に三本が映像化されたというのは、これまでの自分のペースからすればずいぶんと上等なものである。しかもどの仕事も、第三者の評価や、自分の心の中だけに収めておくべき反省点は別として(自分が関わった映画の悪口を言うのは、ただの自意識過剰かよっぽどのバカだ)、気持ちの上では満足している。いずれにせよ、シナリオの作業としては、今のうちから来年のものを仕込んでおかなくちゃいけない。よし、フル回転するぞ。と決意する一日であった。間近で見た東京タワーが小さく見えた日だった。
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2009年10月08日

ビトさんのラジオにいまおかさんが出てた

資料読んだり映画見たり内職したり。平和だ。

いまおかさんがゲストで出たビトさんのラジオが聴ける。

http://totsuka-groovy.radilog.net/

「働いてる人を映せば、それだけでその人が何をしているか分かる」「セックスシーンはラブホじゃなく自分の部屋でやったほうがいい。その人がどういう人かよくわかるから」「(映画を撮りながら)好きな人に出会いたいなと思う」など、おもろい&勉強になる発言がいくつも。

曲では「たそがれ」リミックスがツボだった。おどろ、おどろよベイベエ〜。公開当時から「たそがれ」は小傑作だと言い張ってるんだけど、同意してくれる人が周りにいない。なんであの情感に痺れないのか、不思議でしょうがない。他人の評価なんてアテにならんということや。「たそがれ」チラシのテキストを書かせてもらったことは今でも誇り。

それに託けるわけじゃないけれど。『グラン・トリノ』、実はそれほど好きになれない映画だった。いや、圧倒されるショット、演技、笑える場面など、美点を挙げるとキリがないし、面白い映画であることは間違いないんだけど……やっぱりどうしても引っかかったのが、クライマックスの性的な事件。いや、御大の映画史を辿ると、あれこそまさにイーストウッド印のエピソードなんだよ。だがしかし、あのドラマであれが起きてしまうのは、どうも抵抗がある。リアリティはあるし、シナリオの「転」としてあれくらいの事件がなければいけない、ってことはわかるんだけど、どーもすんなり飲み込めないのだよな。キャラクターを愛していない気がして。割と軽めに重い事件を起こしちゃった気がして。

……ということを考えていたら、ある女性ライターがその点を欠点として指摘していた。それ読んで微妙に安堵した。映画ライターの存在意義だ、それは。と思った。

『ミスティック・リバー』以降の御大の映画、実はあんまり好きじゃないこともついでに告白しちゃっていいすか。『父親たちの星条旗』はよかったけどさ。いや、凄味や卓越したうまさがあるのは承知の上で、それでもやっぱり、ブライアン・ヘルゲラント以上の脚本家はいなかったんじゃあるまいかと、小声で呟いておく。ほんと、小声で。
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2009年10月03日

アブラハムへの道

新宿国際でトシキさんの旧作「アブノーマル・エクスタシー」上映中。木曜日まで。これは必ず見にいかねば。


「創世紀」でいちばん好きなキャラクターはアブラハム。というか、聖書全編の中でもっとも好きかもしれない。好き、とか言ったら、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の敬虔な信者たちに叱られそうだけどさ。腰が低く、人をもてなすのが好きで、争い事を好まず、しかしいざとなれば現実社会の動きに即応して戦にも出陣し、妻を妹と偽って宮廷に供することもいとわない。トラブルに直面しても神意によって回避され、財産はきちんと築き、あとはヤハウェの声に命じられるがまま、ひたすら一族を従えて放浪する――。世俗の荒波に揉まれながらも、寛容と慎ましさを決して失わず、神とともに歩む、原始的でおおらかな、悠然とした生き方に憧れる。彼の人柄と生涯、アブラハムとヤハウェとの関係性の中に、自分が欲しているものの本質が詰まっているといつも思う。

イサクの犠牲は、彼の物語のクライマックスでもあるけれど、あの悪夢のようなエピソードについてはまだ咀嚼しきれていない部分が多い。しかし、充足しきった人生に突如として杭を打ち込むような、あのおぞましく厳しいエピソードは、人生や信仰についての、何かしらの真理を突いていると思うのだな。アブラハムの生涯を描いた映画を撮るのが夢。誰も見ねえだろうけど。


ミーツ・リージョナル別冊「東京通本」という雑誌に、江古田在住の知り合い、K島さんが出てる。“通”の本だなんてイヤったらしい、と思いきや、扱ってる街が江古田をはじめ、野方、新大久保、大井町、北千住、立石といった、「いくらなんでも“通”すぎるだろう…」という感じでおもろいのである。そんなインディペンデント魂を感じる雑誌に取り上げられるなんて、K島さんらしい。「いい意味で商業意識が薄い」とか言われてるし。みなさん、雑誌を読んでご興味をお持ちになったら、K島さんの個性溢れるお店にぜひ一度足をお運びください。平日の昼はやってないけどね。詳しくはこちら→http://members3.jcom.home.ne.jp/antiqueodd/
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2009年09月24日

鎮西尚一監督作品を見るための成人映画館ツアーのお知らせ

今月の27日(日)、新宿国際で鎮西監督の新作ピンク映画を見よう!  という会が行われます。

http://www2u.biglobe.ne.jp/~p-g/data/2009/090910/090918midarete.htm

鎮西尚一監督の13年ぶりの新作映画ですし、音楽が『結び目』の宇波拓さんだし、見た人がみんな「面白かった」と言うてますので、ご興味をもたれた方はぜひご参加ください。

ツアーといっても、「一人で成人映画館に入るのはちょっと……」という方のために、ただ単に新宿国際名画座前で待ち合わせて、一緒に入場するというだけのものです。

なので、別に届け出て頂く必要もありませんし、わたくしも個別にお誘いは致しません。ヒマな人はその後飲み会に流れるでしょうけど、予約もしてません。成り行きまかせ。

そういう、ゆるーい感じなので、どうか気軽にご参加ください。とりあえずわたなべりんたろーさん他がいらっしゃいます。


日程:9/27(日)

場所:新宿国際劇場
http://www.eigaseikatu.com/theater/t-1000426

時間:18:31の回を観るので18:15前に上記映画館前で待ち合わせ。
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2009年09月21日

ひさびさごーるでん街

夜、シナリオ初稿、提出。いつもそうだけど、初稿あげるとどっと疲れる。全力で脱力。口開くのも一苦労。数日は人間が使いものにならない。残りの連休は何もしない、何も考えないことに決めた。

新宿にチャリ飛ばし、某軍団の飲み会にお邪魔する。ヤローばっかり八人。色気皆無。超真面目な討議。久々の方もいれば、お話してみたかった方もいたので楽しかった。ゴールデン街に移動し朝まで。この界隈に足を運んだのも久しぶり。

ある人から拙作についてじっくりと話が聞けたのも収穫だった。またある人からはあなたに左翼性はあるのか、と問われた。あなたのシナリオのマチズモはどうなの、とも言われた。嗚呼、なんというゴールデン街的詰問。自称保守、みたいな友人は何人かいたが、みんなけんか別れした、という話をした。マチズモは大嫌いだけど、作品にそれが滲んでいるのだとしたら、本気で凹むと答えた。

技術の問題がとても大きいんだろうけど、つまるところ表現とはその人自身であると思う。だから作品が嫌われたら自分が嫌われたと思うし、好かれたら我がことのように嬉しい。作品に足りないところは、自分に足りないところ。

朝、帰宅しベッドに寝ころんで眠りに落ちた直後、ソーニャがドスンと心臓の真上に乗りやがった。死ぬほど驚いた。でも、何かに叱られたような気がした。
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2009年09月19日

愛しい光景

藤巻豆腐店でもめんとあげを買い、昼間っから鍋を作る。豚肉のほかに、野菜は白菜ともやし、それにあまりものの小松菜だけ。豆腐をメインにした健康的な鍋だ。煮えるのを待つ間、さっと火を通したあげに醤油をたらし、おろし生姜を載せて食べる。絶品。この豆腐屋の仕事は尊敬に値するといつも思う。もめんもまっさらな味で旨い。口に含むと白があふれでてくる。炒り胡麻ともよく合う。讃岐うどんで〆て満足する。気のせいか風邪もずいぶん良くなった。元気になった。

シナリオ続き。気がつくと深夜。あっというまに一日が過ぎていく。

他の方々がどんな風に書いているのかわからないんだけど、おいらは書きながらしょっちゅう泣く。嗚咽する。自分で書いた台詞で泣くのって、ものすごくバカっぽい。でもあの怪物、シショーも書きながら泣いてたって話を、兄弟子の一人から聞いたことがある。だからこれでいいのだ。やっぱこう、創作はむきだしな感じで。

料理する気力は失せているので、ビデオ返却がてら、セブンイレブンのおでんを買って帰る。寒い季節にコンビニのおでんを買うとき、ちょっぴり胸が痛む。東電OL殺人事件の本を読んで以来のこと。

とあるお水の女の子が、地面にヴィトンのバッグを落とした。そのとき、バッグの中からお菓子の屑がぽろぽろこぼれ落ちたという。人づてに聞いただけの、そんなちっぽけな光景が、ずっと頭から離れない。その子どもっぽさと寂しさが、どうしようもなく愛しい。

男たちが否定するものは、ぜんぶ肯定しようと、最近心に決めた。
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2009年09月16日

ぐにゃり、ボロボロ、ウフフフフ

読む、そして書く、の毎日。それだけであっという間に一日が終わり、一週間が終わる。九月ももう半ばを過ぎた。黙って頭上を通り過ぎていった。面白いのは政局だけ。ぐにゃりと何かが変わった。

昨日あたりから体調がおかしい。体が微熱を帯びて頭がよくまわらん。唇がひからびている。乾燥もあると思う。喉はずっといがらっぽいし、肌がかさかさしてきた。嫌いな季節が刻一刻と近づいてくる。眠れない季節がやってくる。

昨日、CSの野球中継で解説者が述べていた。岩瀬は肉体の衰えよりも、心のスタミナを維持する方が辛いと言ったらしい。アスリートの言う「心と体」って一般の人が想像するそれとはだいぶ意味合いが違うと思う。でも岩瀬ほどの投手が言うとなんだかガツーンと来る。

このところの岩瀬は見る者の胃をシクシクと傷めつけるような危うさで、ちょっと痛々しい。でも見事セーブを決めた後の笑顔を見ていると、こちらまで嬉しくなる。岩瀬だけでなく、中日のおじさんたちはみんな頑張ってる。井上の身体を張った守備、山本昌の白星、かつては敵だった河原の好投、快調の和田。みんな俺と同じかそれより上。おっさんがボロボロになって活躍する姿は問答無用に感動的/映画的。

と言いながら、今さらながら向田邦子は偉大だと痛感してみたり。女のフィルターを通すと、世の中ってこんな風に見えているのよ、ウフフフフ。といわんばかりの毒気ある微笑にノックアウトされる。若い頃読んだ時より、今読んだ方が味が濃く感じられる。

今日からまたいろいろ始める。
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