2012年03月28日

いろいろあるよ

■口癖のように「忙しい」と言っておりますし、実際、映画一本見に行くヒマもありません。先日は某企画のために某監督ともども某地方都市にシナハンに出かけまして、地元の新聞やTVにわりかし大きく写真が載りました。いえ、監督の隣にいたところ、たまたま写り込んだだけですが……。シナハンはとても楽しい経験でした。頭の中で暫定的に物語世界を仮構したうえで現地に降り立ち、現物に接し、そこに生きる方々に接し、お話を伺うことで、ビジョンというものはより良く刷新されます。血が通い始めます。この映画がうまくいきますように。それ以前に、猖獗を極める改稿作業がうまくいきますように……。

■年明けに撮影を終えた原作ものの某映画は秋ごろ公開の予定で、現在鋭意編集中だそうです。原作が面白く、キャストが豪華で、監督も海外での受賞歴が多い方で、撮影が『結び目』の早坂さんだから(自分が是非にとお願いしました)、これはもう面白いに決まっています。タイトルやキャストの情報も一部では出ているのですが、さしあたり控えておきます。ほかにも近々情報公開できそうな企画と、オーディションを必要とする企画とがあります。詳しくはもう少々お待ち下さい。なんせこういう時期は脚本の直し・直し・直しで忙殺されているものでございまして、あまり未来のことを考えている余裕もないのです。余裕がないと明け方こうして気まぐれにブログを更新したりしてしまうのです。そして某散文作品の〆切をもう半年以上延ばしているので、担当者様にいつ刺されてもおかしくはないのです。Oさん、本当にごめんなさい。ちゃんと面白くしますので……。

■4月からのシナリオ講座の受講生はまだまだ募集中です。

http://www.scenario.or.jp/kouza/class/foundation.html

■自分は映画学校を卒業後、馬場先生がここで教鞭をとると聞いて受講しました。基礎科研修科を合わせた一年間がその後の十年を決定づけたところがあります。悪いようにはしないつもりなので、ご興味ある方はどうぞいらしてください。

■痩せたい。
posted by minato at 06:03| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月13日

3月15日(木)、『大津波のあとに』(森本修一監督)『槌音』(大久保愉伊監督)のアフタートークに出させて頂きます

お知らせです。

あさって3月15日(木)、オーディトリウム渋谷で上映中の映画『大津波のあとに』(森本修一監督)『槌音』(大久保愉伊監督)のアフタートークに出させて頂きます。18:00〜からの上映の後となります。

http://a-shibuya.jp/archives/2680

鑑賞時の簡単な感想は下記です。

http://takehikominato.seesaa.net/article/238122890.html

わたくしのトークはともかく、ぜひ多くの方々にご覧になって頂きたいと思わせる二作品なので、ぜひこの機会に!
posted by minato at 19:21| 東京 ☀| Comment(0) | 告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月12日

シナリオ講座のお知らせ

4月からシナリオ講座基礎科夜間部の専任講師を務めさせて頂くことになりました。

募集要項は下記のとおりです。

http://www.scenario.or.jp/kouza/class/foundation.html

浅学非才の身ですが、一生懸命頑張りますので何卒宜しくお願い致します。

posted by minato at 16:11| 東京 ☀| Comment(2) | 告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月07日

『KOTOKO』(塚本晋也監督)

■『KOTOKO』(塚本晋也監督)を試写で拝見。Cocco×塚本晋也とあれば多少痛い目に遭うだろうなあ、と覚悟はしていたが、痛撃された。自傷、暴力、流血といった「痛い」描写はふんだんに出てくる。話の展開も、救いがないといえばない。でもそうした表層の奥底に、ずっと変わずに湛えられた何かがあって、ひたすらそこを見つめさせられていたような気がする。物語として何かが発展するというより、ひとつの宇宙を覗きこまされた感じ。臓器や心臓の鼓動が聞こえる血まみれの母胎に閉じ込められた感じ……。そう導くのは言うまでもなくCoccoである。

■Coccoは強く深いまなざし、肉体のラインそのもの、そして歌唱とダンス、モノローグによって、この世に「演技」など最初っからなかったかのようにそこへ存在する。ただそこにいるだけで、人間としての迫力を感じさせるのである。小手先の芝居など一切やらない。そんなものは彼女において不要なのだ。その強さ、美しさ、逞しさを見ていると、次第に彼女の前にひれ伏したくなってしまう。それ以前に塚本晋也がひれ伏し、魅入られ、それでもなんとか格闘しようとしている。そこに映し出されるのは育児やトラウマに苦悩し、血まみれで七転八倒している「弱い女」にすぎないのに。とはいえ彼女は明らかに一線を越えてしまっている。それを他人ごとではなく自分のこととして描くという姿勢に感動があった。べつに『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を持ち出す必要はないけれど、あの映画のビョークに対するトリアーのアプローチとはまったく逆だと思った。

■自分はこのヒロインが目の前に現われたら、二秒で恋に落ちる自信がある。ちょうど劇中の田中(塚本晋也)がそうだったように。田中の彼女への接し方、寄り添い方は、自分にはとてもよくわかる。だから決してこちらから彼女に近寄ってはいけないとも思った。でも迫られたら絶対逃げられないな……などといらぬ妄想をしてしまったよ。あえて言い添えておくが、『KOTOKO』のCoccoみたいな女がいわゆるファム・ファタールであり、悪女なのだよ。いやほんとに。

■この映画は「育児」が大きなモチーフとなっているが、そこだけに主題を限定しているわけではない、という前提で話を進める。あくまで個人的な見解だが、この映画に描かれる女性の精神状態は「季節」という気がする。多くの女性に少なからず潜在しているものではないかと思う。たいていの女性はうまく折り合いをつけて、この季節をやり過ごしていく。そのためには他者が必要となる。自己の相対化が図られることによって、希望の兆しが見え始める。他者を巻き込み、地獄の季節に心身を浸しながらも、最終的には再生を図っていく。それが普遍的なありようなんじゃないかと思うし、こういった表現がいいかどうかはわからないけれども、女性映画とはその季節を切り取る作業であると自分は考えている。

■『KOTOKO』も当初、そういった普遍を描こうとしているのだと思っていた。ところがそこに留まることはなかった。「映画のお約束としてこういうことはしてはいけない」といった前提を突き崩す描写がいくつもあるし、「お客さんのことを考えると、そういう展開にならないほうがいい」という展開もある。「商業映画」の「暗黙の了解」を、『KOTOKO』のヒロインはやすやすと破壊する。それはもしかすると、集団生活を送る男たちが何となく醸し出している「空気」のようなものを壊しているのかもしれない。だから「感情移入」を拒むような展開がいくつかある。でもお約束としての「感情移入」を超えた領域に足を踏み入れることができるのも、映画ならではの、あるいは、女性映画ならではの豊かさなのだ。男性にも女性にも、誰にでも勧めたいという映画ではないけれど、個人的には学ぶところがたくさんあったし、こういう世界が好きなんだと改めて思った。ラスト2カットがとても秀逸でした。

■現在二稿まで進めているシナリオに、重複するモチーフ、描写、イメージがあり、(まいったなぁ)と狼狽しております……。

http://www.kotoko-movie.com/

(映画『KOTOKO』公式サイト)

4.7よりロードショー
posted by minato at 18:38| 東京 🌁| Comment(2) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月26日

撮影中

脚本作が撮影真っ最中でございます。まだ内容は明かせませんが、初めて取り組むジャンルであり(しかしずっとやりたかったジャンル)、半年かかったホンであり、非常に思い入れは強いのですが、何よりもキャストの方々が大変豪華でございまして、純粋に興奮しております。スタッフの布陣も最強なので、自分としては不安は一切ありません。無事に撮影が済むことを祈るばかりです。

ほかにもいくつかの企画が同時進行しており、いずれも勝負作だと認識しております。頑張ります。仕事をやり遂げることしか、さしあたり出来ることはないなという感じです。

「シナリオ倶楽部」で成島出監督をお招きしたこともあって(大盛況でした)、未見だった『八日目の蝉』『孤高のメス』を拝見しました。どちらも傑作でした。色々な意味で打ちのめされた感じです。ワンショットごとの充実した手ごたえと、強靭でゆるぎなき構造。重心の低い人間描写。この力強い感動の源泉は何だろう。メジャー映画というのは実力勝負の場なんだということを、作品自体が強烈に教えてくれました。俄然、向上心がわいてきました。まだまだ道は遠いですが、今後も精進する所存です。



……真面目か!
posted by minato at 16:10| 東京 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月07日

1月23日シナリオ倶楽部のお知らせ

1月23日(月)のシナリオ倶楽部のお知らせです。

今回シナリオ会館との共同企画として『聯合艦隊司令長官 山本五十六』が公開中の成島出監督をお招きし、監督デビュー作『油断大敵』を上映致します。司会は白鳥あかねさん。菊島隆三賞の選考会が行われる関係上、17:30からの開始となります。

なお今回のシナリオ倶楽部は、上映会&トーク終了後、場所を近辺の居酒屋に移しての懇親会となります。成島監督のお話をじかにうかがえるチャンスです!

なお、同日14時から開始の菊島隆三賞の選考会は無料でどなたでも参加できます。 シナリオ倶楽部は選考会終了後となります。菊島賞選考会については下記をご参照ください。

http://www.scenario.or.jp/kikushima.htm
posted by minato at 20:35| 東京 ☀| Comment(0) | 告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月02日

今年もよろしくお願いいたします

あけましておめでとうございます。

昨年はたいへんお世話になりました。

……どなたに?

不特定多数の、そしておおぜいの方々に。

人があって自分がある、人があって仕事がある、としみじみ思いを至らせるお正月でございます。

もう、感謝だけです。

お世話になってばかりでなく、少しでも多くの方に恩返しのできるような人間になろうと思います。

ことしも何卒、よろしくお願い致します。


港岳彦
posted by minato at 21:24| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月31日

2011年の終わりに

大きな出来事ばかりが立て続けに起きた一年だった。それらをひとつひとつ振り返る精神的な余裕も、時間的な余裕も今はない。元旦までに脚本を一本提出せねばならないし、年賀状も書いていない。色々あった一年だけれど、2011年の終わりに、仕事のこと、表現のことを少し書いておこうと思う。

ことしは例年以上に多くの仕事をこなした。けれど、一本も映像化されていない。目に見える形での結果は残せなかった。それでもすばらしい出会いがいくつもあった。尊敬すべき監督やプロデューサーとの出会いが、脚本に対する考え方、「映画」の捉え方について、視野を大きく広げてくれた。才能豊かな映画人たちとのご縁が自分にもたらしたのは、これまでのやり方は通用しない、という危機感だった。いや、そもそもこれまで自分の表現が大向こうに通用したためしなどありはしないのだ。

危機感の根っこには、自分の立っている場所で求められる表現が、これまでとは異なってきたということもある。日本映画界の状況とも少し関わっている。震災によって揺らぎの生じた死生観、師匠の死によって豁然と響き始めた「個として立て」という内なる声、「未来を自分の手で創れ」という誰かの声が切迫感を煽り立てている面も無視できない。

それに呼応する形で、今後、物語を紡ぐ上で必要なことは何だろう、ということをずっと考えてきた。思念を机上の空論として弄繰り回していると思われては困る。常に仕事の中で、実践の中で考えてきた。ことしの下半期になって、何となく掴めてきた。それは大雑把に言うと「大きな物語は死なない」ということである。普遍が指し示すものをこれまで以上に凝視することである。表現としての「強さ」を志向することである。映画は終わるかもしれない。でも劇は決して滅びない。その深い確信が、今の自分にはもっとも必要なことだった。

こうした個人的な探求は、観客に対してより強い表現を提示したいという欲求と結びついている。俗な言い方をすれば「観客」というものをより明確に意識し始めたということである。今後、そのための努力は惜しまないつもりだ。まあ結果がどうなるかは神のみぞ知る、ですが。

そういうことです。これが波乱に満ちた2011年の締めくくりの言葉なんだろうかと我ながら呆れるが、美は乱調にあり、表現への気持ちが純化していることを今は肯定的に捉えたい。個人的に考えていることが、大勢の人間が見る映画の根幹にストレートに反映されると信じていたい。

ことしは誰にとっても大変な一年だった。その重さをしっかり引き受けつつ、来年は良い年にしていきましょう。

ことしも一年間、ありがとうございました。
posted by minato at 03:30| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月16日

携帯復活しました

■携帯復活しました。
posted by minato at 00:16| 東京 ☀| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月15日

携帯止まってます

■あー、一応こちらでも書いておきます。お金がなくて携帯を止められてしまいまして。当分電話も携帯メールもできません。ご了承くださいー。

posted by minato at 08:16| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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